日商簿記検定の受験者数は?過去10年間の推移から読み取れること

日商簿記検定は、みなさんご存じのとおり簿記の習熟度を測る試験で、この合格を目標に簿記の勉強を始める方も多いのではないでしょうか。

今回は簿記検定の受験者数から、どのくらいの人が簿記に関心があるのか見てみたいと思います。

目次

日商簿記検定の受験者数の推移

まず、日商簿記検定は3級から1級まであります。
1級のレベルはかなり高いため受験できる人が限られているので、ここでは3級と2級の受験者数を見ていきます。

なお、簿記検定では2020年からオンライン受験が開始されていますが、こちらの人数にはオンライン受験者数も含めています。

年度簿記3級 受験者数 (人)簿記2級 受験者数 (人)
2013329,294209,645
2014314,626196,977
2015325,120229,373
2016332,010208,743
2017317,848187,676
2018317,187184,261
2019292,172181,889
2020206,512125,943
2021374,893185,233
2022327,694156,389
※日本商工会議所HPより

過去10年間の受験者数を見てみると、ほぼ横ばいで推移しているのがわかります。新型コロナの影響で2020年は受験者数が落ち込んでいますが、翌年には回復しています。
また、2020年からオンライン受験が開始されていることも受験者数の回復につながっているようです。

階級別にみてみると、簿記3級は毎年約30万人程度で推移しているのがわかります。また、簿記2級も約18万人程度で推移しています。

簿記3級に、毎年継続して約30万人も受験しているのはかなり多いと思います。ちなみに英検2級の受験者数と同じ水準です。

これだけ簿記を必要と考えている人がいるということは、学生だけでなく社会人にとっても会計力が求められている証拠ではないでしょうか。

日商簿記検定の受験をおすすめする人

簿記検定のうち特に3級は、初めて会計を学ぶ方に大変おすすめの試験です。

会計といっても何から学んだらいいのかわからない人や、会計の本を読んでもいまいち内容が理解できない方が、簿記を体系的に学ぶのにぴったりです。

会計や簿記の考え方は、一度理解してしまえば割とすんなり頭に入ってきますが、その基本の考え方を理解しきれていないとその後学ぶこともピンと来なかったり腑に落ちないといったことも起こります。

その点、簿記3級の試験向けのテキストや講座は、複式簿記の仕組みなどから丁寧に解説してくれるので、まったくの初心者が会計を学ぶのにおすすめです。

さらに、できればテキストだけで勉強するのではなくオンライン講座を受講してみるのをお勧めします
文章で読むだけでなく実際にわかりやすい解説を聞くことで、より効率的に学ぶことができるからです。

簿記検定向けのおすすめ講座

簿記検定向けのオンライン講座で私がおすすめするのは「クレアール」と「スタディング STUDYing」です。

まず、「クレアール」は公認会計士試験や税理士試験向けの講座も用意されているので会計や簿記の分野が強いスクールです。
そして受講料も他のスクールと比較しても低コストです。簿記3級であれば、キャンペーン中は1万円以下で受講できるので高コスパだと思います。

また、「スタディング STUDYing」はオンライン専門で資格講座を提供しているスクールで、シェアを伸ばしています。
PCだけでなくスマホやタブレットからも受講できるので、すきま時間に勉強するのにも最適です。
価格もリーズナブルで、簿記3級であればたった3,850円で受講することができます。

まとめ

今回は簿記検定の受験者数の推移と簿記検定をおすすめする理由をご紹介しました。

簿記検定は毎年受験者数が数十万人もいるとても人気の検定です。それだけ会計や簿記の知識が社会やビジネスで必要とされている証拠です。

会計や簿記が初心者で、体系的にしっかり学びたい方にとてもおすすめの検定です。

ぜひご参考にしてみてください。

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