TOEICの点数を伸ばそうと勉強を始めてもなかなかうまくいかないという悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
TOEICの勉強がうまくいかないのには主に2パターンあると思っています。
① TOEICの勉強が続かない
② TOEICの点数が伸びない
今回は、②TOEICの点数が伸びない時の原因と対応策をご紹介していきます。
なお、①TOEICの勉強が続かない については、こちらの記事にまとめています。
TOEICの点数が伸びない2大原因と対応策
私はこれまでにTOEIC試験を数十回受けてきていますが、その中で気づいた、TOEICの点数がなかなか伸びない原因として、大きく2点あると思います。
TOEICの参考書選びの失敗
TOEICの対策本は数え切れないほどたくさん出版されていて、どれを選んでいいかわからない方も多いのではないでしょうか。
また、あれもこれもと参考書を買いすぎてしまい、どれから手をつけたらいいかわからなくなったり、どれも最初の数ページだけやって中途半端な状態、というのもよくあります。
TOEICの教材はそれぞれ様々な特徴があるので、自分に合ったものを選ぶのが良いのですが、私のおすすめは「ベストセラー本を買う」ことです。
ベストセラーになっている有名なTOEIC対策本はいくつかありますが、売れているだけあって内容もとてもすばらしいものが多いです。
迷ったらまずは売れている本を買うのがベストです。
本屋に行ってから選ぶのではなく、事前に売れている本をリサーチしてから買いましょう。
TOEICの参考書を使いこなせない
TOEIC対策本を買っても、なかなか点数が伸びないという悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
1冊終えることができなかったり、最後まで解いたけどなかなな点数に反映されないということありますよね。
私がおすすめするのは、「数冊程度の対策本を何度も繰り返し解く」ことです。
これはいろんな参考書や学習法ブログなどでよく言われていることなので、目新しい内容ではないのですが、実践しようとするとなかなかできなかったりします。
その原因の一つは、「たくさん参考書を買いすぎてしまう」からだと思っています。
例えばこのような経験はないでしょうか?
・不安でたくさんの参考書を買ってしまう
・参考書を買いすぎてあれもこれもと手をつけてしまう
・1回解いて満足してしまい、また次の参考書を買ってしまう
実際に私も、以前は1回解いたら満足してしまって、あれもこれもとたくさんの参考書を買い漁っていた時期がありました。
結局どれもやった気になっただけで、身についてはいなかったと思います。
数冊の厳選された参考書を、何度も繰り返し解く!これがポイントです。
【厳選】私が使ったTOEIC対策本をご紹介
私がTOEIC895点を取った時に使った対策本は、次の4種類(基本書2つ、弱点補強2つ)だけです。
いずれもベストセラーになっていて実績のある参考書なので、間違いないものです。
実際に使ってみて、いずれもとても使いやすく、効果を実感した本ですので、自信を持ってオススメします。
TOEIC対策本 基本の2冊
① 金のフレーズ
金のフレーズは、「TOEIC対策なら金フレ!」と言っても過言ではないくらい有名なベストセラー本です。
もしまだ持っていない方はぜひ購入することをおすすめします。
私はTOEIC対策の単語帳は「金のフレーズ」だけを使いました。たくさんの単語帳に手を出さず、一つの単語帳を複数回します。
金のフレーズについてはこちらの記事にまとめているのでご参考にしてください。
② TOEIC公式問題集
TOEIC公式問題集は、TOEICを運営している一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会(略してIIBC)が出版している模試形式の問題集で、こちらも本屋に必ず置いてあるベストセラーです。
この公式問題集も、まずは1冊購入することをおすすめします!
現在は問題集1〜8の8冊が出版されていますが、私が持っているのは問題集3と問題集7の2冊です。
直近に出版されたものを1、2冊持っていれば十分だと思います。
公式問題集をおすすめするのは、レベルが実際の試験に近いことや、実際に似たような問題が出題される可能性が高いからです。
他の問題集だと、滅多に出題されないような難しい問題や単語などが含まれていることがよくあります。一方、公式問題集は、出題されやすい問題だけを効率よく覚えることができます。
私のTOEIC公式問題集の使い方
Step1: 付属のマークシートをコピー
何度も繰り返し解けるようにマークシートは複数枚コピーしておきます。
Step2: まずは1回分を通しで解く
公式問題集には2回分の問題が掲載されています。まずは1回分を通して解きます。時間を測りながらやってみるのがベストですが、最初はPartごとに小分けでやってもいいと思います。
Step3: 間違えた問題に印や付箋を貼って、繰り返し解く
間違えた問題には印をつけておき、その問題だけを繰り返し解きます。答えを覚えてしまうくらい繰り返すことがコツです。
Step2〜3を繰り返す
間違えた問題を解けるようになったら、もう一度①〜③を繰り返します。これを何周か回します。何度も解いていると答えを覚えてしまうこともよくあります。
意味があるのか?と思う方もいるかもしれませんが、「答えを覚えるまで何度も解く」ことが大事です!
何度も解くことで、回答のスピード感が身につきますし、パターンまで覚えることができるので、本番で似たような問題が出たときにパッと答えられるようになります。
TOEIC対策本 弱点を補強するための2冊
「金のフレーズ」と「公式問題集」があれば十分ではあるのですが、苦手なPartがあれば、そのPart用の対策本を1、2冊買うこともおすすめです。
① TOEIC文法特急
私はPart 5、6が苦手なので、苦手分野の対策本として「TOEIC特急シリーズ」の「TOEIC文法特急」を使いました。
「金のフレーズ」と同じく、特急シリーズはとても売れてます。値段も1,000円以下で、ページ数も大きさもコンパクトにまとまっているのも人気の理由です。
文法特急が一通りマスターできたら、次に「900点特急パート5&6」を購入しました。
「900点特急パート5&6」も評判の良いおすすめ本です。TOEIC900点以上を狙っている人は、こちらも購入してみてもよいかと思います。
私のTOEIC文法特急の使い方
Step1: 最初から順番に問題を解いていく
間違えた問題には付箋か印をつけておき、覚えるまで間違えた問題を中心に繰り返し回します。
Step2: どうしても覚えられない問題が出てきたら、ノートにまとめる
間違えた問題の中には、どうしても覚えられないものが出てきます。そういった問題は、ノートにまとめておくのが有効です。
試験の直前になったらそのページを見直せば効率よく復習ができます。
② TOEICテスト精選模試 リスニング3
ピンク色の表紙が特徴のリスニングパートの問題集です。ジャパンタイムズ出版から発行されています。
100問×5セットが掲載されていてかなりボリュームがあるのが特徴です。
リスニングの点数が伸びなかったので、こちらのベストセラー本も追加購入しました。
このリスニング対策本はかなり難易度が高いので、TOEIC900点以上を狙う方にはおすすめですが、それ以外の方は公式問題集だけで十分だと思います。
まとめ
TOEICの勉強をしていても点数がなかなか伸びない方は、まずは対策本とその使い方から見直してみることをおすすめします。
少ない良書を何度も繰り返し解く!
これが最大のポイントです。
今回ご紹介したTOEIC対策本はどれも有名で、私が実際に使ってみておすすめできるものです。
ぜひご参考にしてみてください。