当サイトでは、Power BIの使い方をご紹介していますが、今回はPower BIによる「Power BI財務分析ツール」をご案内します。
この財務分析ツールは、分析の元となるBSやPLの金額をインプットデータとして、各種財務分析レポートを自動作成するツールです。
当ツールで作成したレポートは、次のような利用方法を想定しています。
・経営者の方の経営判断に使用
・決算報告資料として利用
・経営管理部門のレポートとして利用
複数年度で分析することも、年度を絞り込んでご利用いただくこともできます。
今回はこの「Power BI財務分析ツール」の詳細をご紹介させていただきます。
Power BIによる財務分析のためのインプットデータ
まず、Power BIで分析するためのインプットデータを用意していただきます。
こちらのような、財務分析のために必要となる基本的な財務数値を、規定のフォーマット（エクセル）に記入していただくだけです。
こちらを、Power BIに取り込んでいただくと、この後ご紹介する各種財務分析レポートが自動的に表示されます。
また、次年度の財務情報を加えていただくことで、当年度だけでなく翌年以降も継続してご利用いただけるのがポイントです。
財務分析レポートの種類
「Power BI財務分析ツール」では各種の分析レポートをご用意しています。
収益性分析
まずは収益性分析です。次のような指標を確認できます。
・売上高総利益率
・売上高営業利益率
・売上高計上利益率
・総資本経常利益率
・自己資本利益率（ROE）
安全性分析
次に、安全性分析です。こちらのレポートでは次の指標を確認できます。
・流動比率
・固定比率
・固定長期適合率
・自己資本比率
成長性分析
成長性分析レポートでは次の指標を確認できます。
・売上高増加率
・営業利益増減率
・経常利益増減率
・総資産増減率
・純資産増減率
効率性・生産性分析
次に、効率性分析、生産性分析です。
・総資産回転率
・売上債権回転率
・棚卸資産回転率
・労働生産性
・資本生産性
キャッシュフロー
キャッシュフローについても、複数年度で分析可能です。
決算数値
決算数値サマリー（BS＆PL）もご用意しています。右上のフィルターで対象年度を絞り込むことができます。
財務分析サマリー
財務分析結果のサマリー表もご用意しています。
業界平均からの乖離率に応じて数値がハイライトされます。閾値はカスタマイズ可能です。
