皆さん、「NCC綜合英語学院」という英会話スクールを耳にしたことありますか?
大手の英会話スクールと比較すると非常にマイナーな学校で、派手な広告宣伝もしていないので、今回初めて名前を聞く方も多いのではないでしょうか。
私は、約1年間NCCで勉強した結果、TOEICの点数が100点も上がり、それ以上に英会話力を向上させることができました。
毎回真剣にNCCの授業に取り組めば、必ず英語力は向上すると思います。
前回に続き、今回は授業編ということで、NCCの手に汗握る日本人講師の授業の内容を簡単にご紹介したいと思います。
NCC綜合英語学院とは
NCC綜合英語学院は、通学制の英語スクールです。1クラス12名くらいのグループレッスンです。校舎は1箇所、新宿にあります。
学校の詳細はホームページに載っています。ホームページが唯一の広告といってもいいかもしれません。
NCC綜合英語学院の授業構成
日本人講師による授業を簡単にご紹介します。
週1回コースも週2回コースの日本人講師の授業が含まれているため、これがNCCの基本の授業形態になります。
授業は約3時間で、大きく以下の3つのパートに分かれています。
・宿題チェック
・ECOP (English constructions for oral practice)
・インタープリテーション
宿題チェック
毎回の授業の中で、次回授業までの宿題が出されます。その宿題チェックから授業がスタートします。
ECOPの暗記チェック
ECOPの前回授業の指導箇所と、既習箇所から指定された範囲の例文を、暗記暗唱します。
ECOPとはNCCの授業で使っている基本テキストの名称で、授業はこのECOPに沿って進みます。
先生が読み上げる日本語を英語にして回答するのですが、回答の順番は非常にテンポよく回ってきます。英語が間違っていたり、少しでも答えにつまずくと「Next person」と言われ、次の人に順番が回ります。
そして何度も答えられないことが続くと、宿題をきちんんとやってきていないとみなされ、それ以降順番をスキップされるということもありました。
そうなるととても悔しい思いをするので、宿題を本気でやらないといけないというモチベーションにもつながります。
単語・口語チェック
事前に配布されている単語リストと口語表現集の中から、前回の授業で指定された範囲を暗記暗唱します。
ECOPと同様に、先生が読み上げる単語や日本語を英語で回答していきます。覚える単語数もかなり多いため、これも非常に大変です。
ECOP
ECOPとは、全員に1冊配布されるNCCの基本テキストです。初級〜中級までの授業は同じテキストを使います。
授業はこのPCOBに記載されている例文に沿って進められます。
授業の中では、既習範囲に戻ったり、例文と関連のある文法や表現も教えてもらえます。
先生が一方的に教えるのではなく、常に受講生を指名し答えさせながら進むので、ただ話を聞いていればいいというような形式では全くありません。
息つく暇がなく、手に汗握るとはこのことかと実感します。
インタープリテーション
インタープリテーションは同時通訳の練習です。
先生が話す日本語をすぐに英語に訳して話します。
先生が日本語を話している間、日本語英語問わずメモを取ることは可能ですが、日本語が早すぎてメモを取るのも間に合いません。
そのため、メモを見ながら英訳しようとしても、一体何を書いてあるのかさっぱり読めないということも多々あります。
メモに頼らない暗記力も重要なので、全神経を集中させる必要があります。
インタープリテーションは慣れるまでは非常に難しくて一番辛いパートですが、授業中に覚えた表現や単語などを駆使して何とか英語で話すということを繰り返していくと、英語力や会話力がかなり向上するのは間違いないと思います。
そして、わからなくてもとにかくパッと英語で話し出すという練習が実際の会話の場面でもとても役立つと思います。
うまく話そうとしてなかなか口から英語が出てこないということもよくあるかと思います。
でも、インタープリテーションですぐに何かを話し出すという訓練を重ねていると、徐々に英語を話す抵抗感が薄れてきて恥ずかしさもなくなってきます。
私がNCC綜合英語学院で得られた一番の効果
このような授業を毎週、約1年間続けた結果、たくさんのフレーズや単語、文法を習得することができました。
しかし、私がNCCで得た最大の効果は、「英語でたくさん恥をかいた」ということです。
授業では、間違えたり、簡単な質問すら答えられなかったり、インタープリテーションでボロボロの英語を必死に話したり、「Next person」と言われて悔しく心折れそうになったりすることが何度もあります。しかも、10人以上の他の受講生の前でそのような恥ずかしい経験を重ねます。
すると、「次こそはもっとうまく答えよう!」とか、「次のインタープリテーションはもっとすらすら話せるようになろう!」というモチベーションが湧いてくるのです。
これをたった一人でインタープリテーションしていたら、全く誰にも間違えを聞かれることもなく、恥ずかしい思いや悔しい思いをすることもないですよね。
でも、人前で英語を話して恥をかくことで、圧倒的に自分の成長につながるのを実感しました。間違えるのが恥ずかしくて英語を話せない、という意識が薄れて、間違っていてもなんでもいいからとにかく話す!という意識が生まれてくるのです。
スパルタのグループレッスンならではの本当に素晴らしいメリットだと思います。
NCC綜合英語学院がおすすめな人とそうでない人
NCCがおすすめの人
・1年間や半年間で集中して英語を伸ばしたい人
・毎週決まった曜日と時間に通学できる人
・復習時間を取れる人
・スパルタな授業に抵抗感がない人
・教室の環境にこだわりがない人
・低予算で学習したい人
・TOEIC対策だけではなく、実際に使える英語を身につけたい人
NCCをあまりおすすめできない人
・毎週決まった曜日と時間に通学ができない人
・穏やかな雰囲気の中で学習したい人
・忙しすぎて学習時間が取れない人
・スパルタ授業に抵抗感がある人
・綺麗な教室で学習したい人
NCCでは大量の英語例文を暗記し、日本語を聞いたら即英語に変換するというトレーニングも行っています。これは繰り返し行うことで非常に効果が出ると実感しました。
「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」という本は、このトレーニングに近いのでおすすめです。
こちらの記事で詳しくご紹介しています。
まとめ
今回は、私が約1年間通って、非常に成果を実感した「NCC綜合英語学院」の授業内容をご紹介しました。いかがだったでしょうか。
興味のある方はぜひ説明会に申し込んでみてください。本当にオススメの英語スクールです。