NHKラジオの英語学習講座の中でも、特に人気の高い「英会話タイムトライアル」。
日常でよく使う表現を実際に話せるようになることを目指す、英語初級者向けのラジオ番組です。
「英会話タイムトライアル」は、毎月テキストが販売されていて、私も書店やアマゾンで購入していました。
でも、こんな悩みはないでしょうか?
- テキストって本当に必要なの?
- 毎月のテキスト代を節約したい
そこで今回は、テキストなしで「英会話タイムトライアル」を試してみて気づいた点やメリット&デメリットをご紹介していきます。
NHK「英会話タイムトライアル」とは?
「英会話タイムトライアル」は、「初級者でも英語を話せるようになる」ことを目指す、スピーキングに特化した、1日10分の語学番組です。
「簡単な英語」を「制限時間内に」話すトレーニングを繰り返し行うのが特徴です。
シンプルな表現を使って英語を話す「瞬発力」を練習することで、英語が瞬時に出てくるようになることを目指します。
こちらの記事で詳しくご紹介しているので、ご参考にしてみてください。
「英会話タイムトライアル」のテキストを使わない学習方法
私は普段、NHKラジオの語学講座を聞くときは、必ずテキストを購入しています。
でも今月は、テキストなしで「英会話タイムトライアル」を試してみました。
テキストがないので、復習のために「ノート」を使うのがポイントです。
ラジオを聴きながら、例文をどんどん書き取っていきます。
自分専用のテキストを作っていくイメージです。
具体的な学習方法がこちらです。
まずは、ラジオ番組を通しで聴いていきます。
ただし、今回はテキストがないので、音声を聞いただけだと全く復習ができません。
そこで、STEP2以降でノートを使っていきます。
次に、もう一度番組を聴き直していきます。
その時に、わからなかった例文や、ぱっと出てこなかった例文をノートに書き取っていきましょう。
日本語と英文を両方書いていくのがポイントです。
自分だけのテキストを作っていきます。圧倒的に復習がしやすくなります。
らじるらじるの「聞き逃し番組」を使えば、1週間以内であれば何度でも再生ができます。
停止機能や巻き戻し機能もあるので、聞き取れなかった部分があれば繰り返し聴くようにしましょう。
英文を書いていく時、単語の綴りがわからないことがよくあります。
その都度、ネットで綴りを検索しながら、正しい英文を書くことを心がけています。
STEP2で書きとったノートを使って、復習をします。
日本語を見ただけですぐに英文が口から出てくるまで、丸暗記するのがポイントです。
こちらが実際に私が作ったノートです。
全て、ラジオを聴きながら聞き取ったもの。
チェックボックスをつけて、完璧に覚えたものは消し込んでいます。
「英会話タイムトライアル」のテキストを使わないメリット
テキストを使わずに「英会話タイムトライアル」を聴く主なメリットがこちらです。
自分のオリジナルテキスト(ノート)を作れる
今回、私が実践している方法だと、市販のテキストの代わりに、自分だけのオリジナルテキストを作っていくことができます。
わからない例文だけをまとめることができるので、復習するときも効率的です。
特に、市販の紙のテキストだと、何冊も積み重なってくるとかさばりがちですし、復習したい箇所が見つけづらくなりますよね。
ノート1冊にまとめてけば、覚えたい箇所だけコンパクトに整理することができます。
英語の書き取り(ディクテーション)の勉強ができる
手元にテキストがあれば、英文をわざわざ書き取ることはないのですが、テキストがない場合は一手間かかります。
ノートに英文を書き取っていく必要があるのです。
でも実は、この英文の書き取り=ディクテーションは、英語学習の大事な勉強法の一つです。
聴いた英語を書き取る練習をすることで、文法の規則性に気付いたり、忘れかけていた語彙の復習にもなります。
英会話タイムトライアルが重視している「スピーキング力」だけでなく、リーディング力やライティング力の向上にもつながるので、一石二鳥の効果が期待できます。
「英会話タイムトライアル」のテキストを使わないデメリット
そしてこちらが、テキストを使わない場合の主なデメリットです。
ノートをとる手間がかかる
「英会話タイムトライアル」は、一度だけ聴き流すのみでは、なかなか効果が出ません。
何度も何度も復習を重ねて、例文を暗記するまで繰り返すことがとても大事なポイントです。
手元にテキストがあれば、復習も簡単ですが、テキストがない場合には、今回ご紹介したように「ノート」に書き取っておく必要があります。
このノートをとる作業が手間と感じるかもしれません。
ある程度、学習時間を確保する必要がある
ノートを取るためには、ある程度まとまった時間を確保する必要があります。
テキストなしで学習するとき、私の場合は、最低でも30分ぐらいは必要です。
この時間を毎日確保できるかどうかは、特に忙しい社会人にとっては課題かもしれないですね。
週末にまとめて学習時間を確保したり、気になるトピックだけを聴いてみるなど、工夫が必要です。
まとめ
今回は、テキストを使わずに「英会話タイムトライアル」を学習する方法をご紹介しました。
効率よく学習を進めるのなら、やはりテキストを使って学習するのがおすすめです。
一方、スピーキング力だけでなく、リスニング力やライティング力も伸ばしたい方には、今回ご紹介したような、テキストの代わりにノートを使った学習法をおすすめします。
ご参考にしてみてください。